のせでんでゆく能勢妙見山へのプチ旅行

四季を感じに出かけよう
ケーブルにのってリフトにのってちょっぴり気軽な小旅行気分。元気になれちゃう妙見山をぶらぶら歩いて探索してみよう
能勢妙見山ってどんなとこ?
開運祈願のお寺です
能勢妙見山(のせみょうけんざん)は、大阪府の北端にあり北極星の神様「妙見大菩薩」を祀る霊場です。北極星は、常に北を指して動かないところから星の王様、運命の星の流れを司る開運の神様と言われます。運命を切り拓いてくださるところから、勝敗を決する場でも深く信仰されてきました。

芸能の神様
妙見大菩薩の妙という字は美しい、清らか、という意味が含まれています。妙なる姿、美しい姿ということで、花柳界・芸能界からの信仰も厚く、歌舞伎・浄瑠璃の脚本作者の近松門左衛門も熱心な妙見信仰を持っています。
また四代目中村歌右衛門が願主となって150年前に建てられた浄水堂の水は地下200mから汲み上げた冷たい天然水です。お一人2リットルまでなら持ち帰りできます。

なんだか変わった建物。これなあに?
信徒会館「星嶺」
星嶺は、妙見大菩薩の降臨をイメージし、信仰のルーツである「星」と能勢家の家紋である「矢筈」をモチーフにデザインされています。ガラスと木で構成され、真上から見ると矢筈が浮かんでいるように見える極めて象徴的な外観を持つ星嶺は世界的な建築家高松伸氏の設計で、第40回BCS賞(建築業協会賞)に選ばれました。
星嶺の開館日程と時間のお知らせ
開館日は通常、毎月15日月例法要に合わせて開館致します。星嶺祭、八朔会、仲秋会など特別行事も入館可能です。

テラスからの眺望
大阪平野と兵庫県下を一望できる山頂付近にそびえ建ち、眼下には、関西空港から大阪湾一帯、はるか淡路島まで一望できます。四季折々の情景が楽しめます。

能勢妙見山のさまざまな行事
歳始祈祷会
大晦日、除夜の鐘と同時に今年一番のご祈祷が始まり、境内は参詣者で絶え間なく賑わいます。 1 年の煩悩と厄を払う除厄開運の鐘は大晦日の夜に参拝された方は、つくことができます。
(1月1日より15日まで 終日開催)

お火焚祭り
古いお札やお守りに1年間の感謝の意を込めて、読経しお焚き上げする行事です。火にあたれば無病息災の効験があると言われています。
(2月11日(建国記念日)開催)

報恩大祈祷会
日蓮宗大荒行で寒壱百日間修行した荒行僧(あらぎょうそう)とともに報恩大祈祷会を厳修致します。あわせて荒行僧による修法加持による特別祈祷も行われます。
(3月第1日曜日開催)

星嶺祭(星の子まつり)
日々、伸びゆくお子様の明るい未来を妙見大菩薩様にお祈りする祭典。厳粛な法要ののち、子どものための楽しいアトラクションもあります。
(4月29日(祝)午前11時から開催)

八朔会
旧暦8月朔日に新穀(その年に収穫した穀物類)を贈答して祝った民間の行事で、妙見大菩薩にお供えして五穀豊壌・開運隆昌を願うようになりました。本殿は祈願する人々の読経唱題の声が絶えることなく、星嶺では奉納の演芸などが行われ露店には子供たちで賑わいます。
(9月第1日曜日開催)

妙見さんで拝んで勝負に勝つ!?
勝負ごとには「妙見さん たのんまっせ~」
将棋の坂田三吉は何でも聞き届けてくださる守護神、勝負も守ってくれる神様ということで深く妙見さまを信仰していました。
関根八段との対局の前夜、屋根の物干し場で太鼓をたたいて「能勢の妙見さん頼んまっせ」と拝んでいたシーンは舞台でも映画でも印象に残ります。このセリフは勝負前の口癖になっていたほどです。

神馬の「お馬さん」は8頭います
北極星を守護する星として、北斗七星と輔星の8つの星があるといわれています。また古来より仏神に馬を奉納することは功得甚大といわれ、願い事を叶えてもらうために馬を奉納する習慣がありました。そのため、妙見さんを守護するお馬さんもそれにちなんで8 頭います。勝負ごとの前には開運殿+神馬のお馬さんにお願いするとパワーUP。

手作りおみくじ「馬みくじ」
おみくじ引くならこれ!
妙見さんを守護する馬として境内に祀られている八頭の神馬。その八神馬がおみくじになりました。オリジナルデザインの手作りで一体ずつお顔が違います。持って帰ってもいいし、絵馬堂に奉納するのもおすすめです。さて、どんな妙見さんのお言葉が書かれているかはお楽しみ。

あなたのお願い事は?
絵馬の由来は?
神様は馬に乗って人間の住む俗世界に降りて来た、と古くから言い伝えられています。そして、奈良時代から神様にお願い事をする時に馬を奉納していました。この馬のことを神馬(しんめ)と言い、 神馬を奉納することのできない一般市民は生きた馬の代わりに紙に書いた馬の絵を奉納するようになったのが絵馬の由来です。

正しい絵馬の書き方
まず、あなたが叶えたい1番の願いは何かしっかりと思い描いてください。
思い描くことができたら、
- 絵の描いてない裏面に
- 雨でぬれても滲まないように墨または黒の油性ペンで
- 願い事は1つだけ、さらにお願い事は言い切ったかたちで丁寧に書く。
例えば、「大学に合格しますように」よりは「○○大学に合格!!」。
「しますように」とは願っている状態になるので、実現したいことを明確に書く。 - 名前(イニシャルもOK)、住所(○○市のみでもOK)も書く
- そしてもっとも大事なことは、自分が神さまに応援してもらいたいのであれば、
神さまに応援してもらえる自分になることが大切です。その場かぎりではなく
神さまの喜ぶことを行い、感謝することも忘れないでくださいね。
心をスッキリする方法
写経のすすめ
写経とは、仏教の教えである経典を書き写す作業のことです。もともとは経典を広めるために行われてきましたが、現代では供養や祈願のために行う以外にも、自分を見つめ直すために写経をされる方も多くなりました。お経を書き写すという単純な作業だからこそ、日頃抱える悩み事やモヤモヤとした気持ちを一時でも忘れ、無心になることができます。いつも何かを考えている状態から放たれることで、書き終わったときに頭の中がスッキリします!
やることが多すぎて生活に追われている方、自分を見つめる時間が欲しい方、ぜひ集中して無心になって頭の整頓をしてみてはいかがですか?
■ 受付時間 10:30~14:30
■ 志納料 2,000 円
詳しくは能勢妙見山寺務所まで(072-739-0991)

大阪府天然記念物
“珍しい”妙見山のブナ林
妙見山のブナ林は1万年前の氷河期時代から続く原生林です。通常、寒い地域でしか育たないブナは、近畿地方のような暖かい場所では標高1000m級の高い山にしか残っていません。ところが、標高660mと低い妙見山にはブナが残っており、大変珍しいことから大阪府の天然記念物に指定されています。

“妙見さん”に守られたブナ林
妙見山よりもブナの育つ条件の良い山は他にもありますが、ブナが残っている山はほとんどありません。明治時代以前、木は材木だけでなく燃料としても重要な役割があり、人口が増え出した頃から山の木が切り倒されました。しかし妙見山のブナ林は能勢妙見山の境内地であったため伐採が禁じられていたことで奇跡的にブナが残ったといわれています。
大阪みどりの百選
ブナ林を代表として妙見山中には杉や檜の大木が多く、自然に恵まれた妙見山は、「大阪みどりの百選」に指定されています。
お土産ならこれ!!
炭酸せんべい
「炭酸せんべい」は、日本全国の温泉地などでよく見られますが、能勢妙見山参詣記念「開運炭酸クリームせんべい」はレトロでおしゃれな缶に入っています。
昔懐かしい感じのするこの開運炭酸せんべいは妙見山入り口の小仲商店でしか買えないレアものです。

亥の子餅
「亥の子(いのこ)とは、旧暦10月(新暦では10月下旬から12月上旬ごろに当たります)の上の(上旬の、すなわち、最初の)亥の日のことで、亥の子餅(いのこもち)は亥の日に食べると、万病を防ぎ、子孫繁栄すると考えられている餅です。なんと源氏物語にも登場する歴史ある食べ物です。山頂の鳥居をくぐってす ぐの売店(小仲商店)で販売されています。よもぎがほんのり香り、中身のつぶあんもあっさりしているので、ついつい食べ過ぎてしまうかも・・。ひとつひとつ手作りの希少品です。

能勢つくね
焼き鳥のつくねと思いきや、干菓子のつくねです。
和三盆(米パフで黒豆を包み、固めたつくね)やピーナッツ(醤油あられの上に水飴でカリカリに固められたピーナッツつくね)、さくら(さくらの開花と合わせて販売される季節限定のつくね)など色々なお味があります。

桜川サイダー
名水百選の候補に上げられた「能勢町吉野『桜川』」。名水「桜川」と現在の炭酸水製造技術の融合により生まれた 新感覚の地サイダーです。昔懐かしいラムネ味で泡が細かく後口もスッキリしています。美味しい水があるからこそ生まれたこの味です。

恋したい人あつまれ!!
出会いの鐘って?
能勢妙見山は古来から人々の信仰を集めてきた霊峰です。
ここでは北極星の神様である「妙見大菩薩」をお祀りしており、常に北を指し示すことから人生を正しい方向に導いて下さると言われています。妙見山には各お堂に七つの鐘がありますが、それを全て鳴らしてお詣りすると運命の人へと導いてもらえるといわれております。
運命の人に出会いたい人は「結縁の証」カードに7つの鐘のスタンプを集めて持ち歩いてみては?7つ全てのスタンプを押した「結縁の証」を寺務所に持っていくと、“鳴鐘の証”と“7つの鐘のご朱印”(ご朱印のみ有料)がもらえます。

施設・見どころ
1 日蓮宗霊場 能勢妙見山
施設詳細
【正式名称:無漏山真如寺 境外仏堂能勢妙見山】
能勢頼次公が江戸初期に開いた、関西随一の日蓮宗霊場。本殿(開運殿)には開運の守護神でもある「妙見大菩薩」がまつられています。近松門左衛門が信仰し、棋士・坂田三吉のエピソードなどでも広く知られています。また、夕暮れに浮かび上がる「星嶺」(第40回建築業協会賞を受賞)の姿も幻想的で、大阪平野と大阪湾が広がる妙見山頂からの眺望はオススメです。『日本の夕陽百選』に選定されています。
所在地
能勢町野間中661
アクセス
妙見口駅下車、奥田橋・今西行き阪急バスでケーブル前下車または徒歩約20分で、「妙見の森ケーブルのりば」からケーブル、リフト、徒歩で山頂へ
TEL
072-739-0329
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