小童寺 しょうどうじ
源満仲が末子・美女丸の身代わりとなった幸寿丸を弔うために建立。室町時代の作と思われる「十三仏板碑」「無縫塔」や渡辺綱(わたなべのつな)の霊廟が残る。また、所有する「絹本著色阿弥陀二十五菩薩来迎図」は国の登録文化財。(大阪市立美術館に所蔵)
源満仲は、我が子美女丸を僧侶にしようと中山寺へ修行に出したところ、修行を怠けていたことから家来の仲光に美女丸を斬るよう命じます。しかし、仲光は主君の子を斬ることがでず、我が子である幸寿丸からの申し出もあり、断腸の思いで身代わりとして斬首し、美女丸を比叡山へ密かに送りました。後にこれを聞いた美女丸は悔い改めて修行に励み名僧となり、幸寿丸を弔うため小童寺が建てられました。
幸寿丸・美女丸の伝説はとても悲しいものですが、主君と家来の関係が重んじられる武士の生き方を示す話として広まっていったようです。また、謡曲や芝居などの脚本に取り入れられることも多く、人々に語り伝えられています。
基本情報
施設名
小童寺
所在地
川西市西畦野1-7-1
連絡先
TEL072-794-0253
時間
拝観時間/境内自由
料金
無料
交通アクセス
山下駅下車、徒歩約30分
アクセス情報
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