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11月2日のハイキングについて

2023年11月2日 《のせでんハイキング

 

 

 

 

みなさま、こんにちわ。

11月2日(木)のハイキングについて語ります。

 

【木喰上人の微笑み仏に癒されて】

 

をテーマに、

日生中央駅前から小部峠を経由し、

阿古谷毘沙門堂から天乳寺、東光寺までのコースを巡りました。

 

 

20231102

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日生中央駅から旧丹州街道に沿って北上する道中にて謎の穴を発見。

想像ですが、これは山師による採掘跡ではないでしょうか?

 

このあたりには多田銀銅山の鉱脈があるので、

昔の人はこの周囲にも銀や銅があると考え採掘を試みたのかもしれません。

 

 

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阿古谷毘沙門堂に到着、木喰仏を拝観しました。

ここは木喰明満上人がこの地に訪れた際、最初に彫った仏像があります。

 

訪れた当時の木喰明満上人は最晩年の90歳と高齢にも関わらず、

この地にて合計約30体の仏像を彫ったそうです。

 

【備考「木喰」とは】

米類、豆類、肉類、さらに火を通した食事の全てを断ち、

木の実、草のみを食べる木食戒を守る僧の総称であります。

 

木喰明満上人はこれを45歳から始め、

全国各地で木喰仏を彫りつつ、以後亡くなるまで継続したとのことです。

 

 

20231102

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続いては天乳寺で安置されている木喰仏です。

こちらの木喰仏、実は本人自身の姿を模しています。

また、眉や頬、口元が黒く塗られていますが実は当時の子供達による落書きだそうです。

 

さらに仏像の背面には様々な情報が記載されています。

例えば写真右下の「九十才」は木喰明満上人が仏像を造った時の年齢であり、

左下の「大工 與清(よせい)六十才」は手伝った大工の名前と年齢が記載されています。

 

このように、この天乳寺に祀られている木喰仏は、

普通の仏像では聞けない面白い歴史が残っています。

 

 

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東光寺を目指す道中にて名勝地、屏風岩の傍を通過。

 

 

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東光寺に到着。

この寺で祀られている木喰仏の特徴は、

生木に直接彫られた点に尽きます。

 

生きた木に直接仏像を彫る、

という発想と造作力には驚かされるばかりであります。

 

とはいえ、残念ながら明治時代に落雷で木が枯れてしまい、今はお堂の中に収められています。

 

 

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【木喰上人の微笑み仏に癒されて】をテーマに以上の名所を巡りました。

この日は602人の方にご参加いただきました、お疲れ様でした!

 

次回は11月11日(土)にて、

晩秋ハイキング【色づく北摂里山の秋を堪能する】をテーマに、

知明さくら橋・県立一庫公園・知明りんどう橋コースのハイキングを開催します。

 

集合時間:9:30~10:30

集合場所:日生中央駅前

 

皆様のご参加をお待ちしております。

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